少子高齢化って「問題」なの?(01/9/2)


 なんで少子高齢化が「問題」なのかが、さっぱり分からない。

 北欧に行って思ったけど、人口が少ないのって素晴らしいことだよ。
 その意味ではまず少子化は、少なくとも、忌避すべき方向ではないと思う。
 
 日本の○十年後の推計人口に、「適正人口」の議論を加えて、「目標」をはっきりさせておけば、年金やインフラ整備やらの方向なんて、一気に見なおせちゃうと思うんだけどなあ。
 因みに僕は、この国の人口は将来、半分くらいになればいいと思ってます。
 
 一方で、高齢化だっていいことだよね。
 だって長生きなんだもん。
 これからは歳とったからって、国とかガキとかが面倒見てくれるとは限らんよってだけのことでしょ。

 まあ百歩譲って社会問題化する部分があるとすれば、その解決方向は、
(1)人の命に関わることとしてあきらめる、
(2)国や家族などの内々だけで、年金もらえない、売上伸びない、経済的にしんどい等の「痛み」を分かち合う、
(3)移民みたいな形で外部の血を入れる、
(4)団塊さんには死ぬまで働いてもらう、
(5)通貨を介さない地域サービスの相互提供みたいな部分を充実させていく、
 みたいなことの組み合わせしかないと思う。

 いずれにしても、「問題」なのは少子化でも、高齢化でもなく、
社会のル−ル改訂に関すること。

 結局は、日本は「悪い方向」には向かっていないとした上で、まずは
(1)人口や数量の増加を前提とした余計な投資を慎み、ダウンサイジングの方程式を確立する、
(2)何から何まで「お上」が面倒見ることにはもはや限界があり、自己責任や自助努力、相互協力の世界が必要、
(3)団塊さんを福祉の一方的な受益者にはできない。彼らの「食い逃げ」を許すな−、
 みたいな話でしょ。

 当然、この間の失政については糾弾されて然るべきで、そのおとし前をどうつけてもらうかってことは大問題だよね。
 年金問題を例に取れば、「その程度」の人口計算も出来てなかった厚生省やらが、いかに大バカだったかっていうだけのお話なんだもの。