田中さんの、ノーベル賞に思ふ(2002/10/11)![]()
同世代の嶋津製作所研究者・田中さんが何とノーベル賞を受賞してしまった。
僕も去年の夏、ストックホルム行った時に、
ノーベル・アカデミーを玄関の前まで訪れ、
一応、ポストに名刺を入れておいたのだが・・・(笑)。
(「北欧16名所めぐり」の項参照)
あの時は、こんな所でしこしこ選考してるだけじゃ、結構、情報漏れってこともあるんじゃないかと思ったのだが、
ノーベルアカデミーとやらも、なかなかやるではないか!
僕は理科系のことはよく分からないが、
そういう人のことまで、調べて知ってるのってすごいぞ。
ノーベル賞関係者に「井戸智樹賞」をあげたいくらいじゃ。
が。
敬愛する三茶猫先輩によると。
学術振興会とかがストックホルムだかに支所を設置して、
賞とりに奔走していたということらしい。
やっぱり、ロビー活動の成果か。
なるほどなるほど。
大江健三郎も偉いが、翻訳本を出した出版社も偉い。
田中某も偉いが、学術振興会も偉いぞ。
・
・
・
陳情先をチト間違ったみたいじゃ(笑)。
巷では、「ノーベル賞」氏が会社からもらった報奨金が1万1千円だった
・・・という話も話題になっている。
お年玉かぁ?
日本の一級の技術者は本当に不当な扱いを受けている。
これじゃ、人材の流出は必至。
その昔、韓半島が技術者を大事にしないという状況の中で、
日本の各藩が彼らを厚遇。
その中から「有田焼」とかが生まれ、ヨーロッパの焼き物にまで大影響を与えたりしたのと、全く正反対じゃ。
海外留学をしていた研究者にどんどんチャンスを与えている中国の姿勢なんかとも、まさに好対照。
↑は「Nスペ」の受け売りじゃが、このままでは国が滅ぶぞ。
あと。
昨日の朝刊には自分が借りてきた「盗撮入浴ビデオ」に女房が映ってて、
警察に訴えて犯人をつかまえたご主人のことも載っていた。
自分の欲求にそこまで忠実になれるとは。
何という、正直な人だ!
ワシントンやこぶとり爺さんも真っ青(笑)。
なかなか凡人に真似できることではないぞ。
男の矛盾をみごとに表現した、このご主人の勇気にも
「井戸智樹賞」の特別賞をあげよう。
にしても。
技術系の企業で、理科系の人が、
ただのジェネラリストよりも階級が低いみたいなのはどう見ても変じゃ。
彼らは皆、チカン積分とかもできるのに(笑)。
純・文化系のワシのような人間は、チカン分析はできても、
チカン積分の「謎」とか、
永遠に理解できんぞ。