電通、過去最高の業績(00/5/22)


 5月22日に発表された電通の00年3月期決算。
 売り上げが前期比4.4%増(1兆5998億円)、当期利益は205.8%増だって。
 NTTドコモなどIT関連企業を中心に1−3月期に広告費が急増したらしい。

 「景気悪い」って声は相変わらずだけど、こんな数字見せられると、何だかやっぱり底は打ったのかな−って気にもなりますね。
 そう言えば最近は、「ますます景気悪くなってる」って声をあまり聞かなくなりました。
 嘆くことにも飽きたみたいな所もあるし、勝ち組にはもう完全に戦略的な目処が立って、各業界単位での勝負はつきつつあるってことかも知れませんね。


 ところで。
 僕らの学生の頃には「デンパク」、つまり電通と博報堂が広告業界の最大手って言われてたものでした。
 
 もっとも僕は、20歳くらいまではそんな事じぇんじぇん知らないで、
 名刺もらった時、「電電公社(なつかしいね−)関係の人かな−? もううちには電話あるんだけど」だとか、
「長崎のカステラ屋さんも色々多画的にやってるんだな−」とか思ってましたが。
 (それは「文明堂」だろ)
 
 でも本当に、業界2位の博報堂はどうしているんでしょうか?

 今の仕事関係でも、電通の一人勝ちは明らかで、博報堂の仕事を全くといっていい程耳にしなくなりました。
 関西だからか、大広の名前はけっこう聞くけれど。
 あと、電通は小さな仕事には手を抜くからか、
こちらの地域関係では、そのスキをついて、
Jコミ(JR西日本系)、Jコム(JTB系)、きんきメディアプラン(NHK系)、メディア−ト(近鉄系)などが
手堅く頑張ってるという印象があります。

 にしても。
 本当に博報堂は、一体どこへ行ってしまったんでしょうか?
 このままではホントにカステラと間違われて、マンモスの餌になっちゃうぞー。