第3日:文法も日本語と同じ  


 漢字ことばは、やればやるだけ覚えられますね。
 すぐには無理でも楽勝でしょ。
 さて、ということで、皆さんはすでに100個以上の名詞と動詞を手にいれました。

 で、今日は主語や「です」表現を勉強しましょう。
 ちょっと頑張れば、すぐにでも使える表現ばかり。
 さあ張り切っていきましょう。


   

 一番最初のは、1日目に出てきたね。
 チョ。「私」って意味だよね。ちょっとていねいな言い方。
 (72) ナ はもうちょっとくだけた言い方で「僕」とか「あたし」って感じ。
 (73) チョヒ (74)ウリ はいずれもそれらの複数形で we だけど、(73)の方が公式的で、「私ども」みたいな感じ。

 じゃあ、you は?ってことになるけど、韓国語には、あまりばっちりなものはなくて、普通は (75) 〜シ つまり 〜さんって直接名前を呼ぶことが多い。「山田さん」は「ヤマダシ」でいい訳。
 で、目上の人の場合は(76)ソンセンニム。年上の偉い山田さんは「ヤマダソンセンニム」。
 ソンセンは先生、ニムは「様」みたいな意味。年上の偉い山田さんは別に教師や医者や政治家でなくても「ヤマダソンセンニム」。
 何だか笑っちゃいそうだけど。
 ちなみに神様はハナニムね。
 (77)の ノ は、お前 みたいな感じ。

 (78)は、ついでの単語で サラム。人って意味。イルボンサラムで、日本人ね。
 で、右の文字の「口」が「O」になったら、サラン で、愛。「サランヘ」は「愛してる」。「サランエ ミロ」は「愛の迷路」ね。
 「エ」は後でもでてくるけど、「の」って意味。

 はい、じゃあ20回読んでみて。 
 以降もよろしくね。

 

 「イ」「ク」「チョ」ってのは、それぞれ「この」「その」「あの」の意味。
 韓国語には「彼」みたいな表現もなくて、(79)イサラム:この人、(80)クサラム:その人、(81)チョサラム:あの人 みたいな言い方をする。
 ただし彼女の場合は(82)クニョ って言い方がある。

 (80)〜(82)の丁寧版が(83)〜(85)の イブン:この方、クブン:その方、チョブン:あの方。

 で、(86)からはモノになって、イゴッ:これ、クゴッ:それ、チョゴッ:あれ。

 代名詞はこんなトコかな。

 

 でもまあ、ついでに覚えちゃおう。
 (89)イッチョク:こっち (90)クッチョク:そっち (91)チョッチョク:あっち
 チョクっていうのは方向みたいな意味で、東西南北はそれぞれ、トンチョク、ソッチョク、ナムチョク、プクチョクっていう。

 (92)イロン:こんな (93)クロン:そんな (94)チョロン:あんな
 「そんな男」は「クロン ナムジャ」、「あんな馬鹿を愛してしまった」は「チョロン パ−ボ(馬鹿)ルル(を)サランヘッタ(あいした)」。
 一体誰のことだ???

 

 さて、韓国語は単語はおろか、語順や助詞の使い方まで日本語と同じ。
 だから、要するに日本語を頭の中でおきかえる訓練をすればいい
訳ね。
 少し勉強して、語彙が豊富になって来ると、書いてある文章やカラオケのテロップを、そのまま同時通訳みたいできるようになりますよ。

 で、(95)は ウン/ヌン と読んで、「〜は」の意味。

 何で二つあるかっていうと、前の文字が、チョのようにパッチムのない(一段の)ものの場合は「ヌン」を使う。「チョヌン」で「私は」。
 で、前がパッチムのある(2段の)文字の場合は「ウン」
 それで、ここは少しややこしいのだけれど、パッチムの下の文字、つまり最後に発音される文字が無声音の「O」の中に入る。
 例えば、パッチムのある、 「クサラム」(80)や「イブン}(83)の場合は、最後に発音される「口」や「レ」、つまり「m」や「n」が「O」の中に引越しをして発音される。
 「クサラム ウン」ではなく「クサラムン」(彼は)、「イブン ヌン」ではなく「イブヌン」。

 前の文字のパッチムが、後ろの[O」に引越しするのは、「ウン、ヌン」に限らず韓国語共通の規則です。
 ただし、なんだよ-、ややこしいぜって思った人は、始めは「ヌン」なら「ヌン」で通してもいいです。
 間違いですが、話すことが先。英語でいえば、複数や三人称単数の「s」みたいなもので、分かってても話せなければゼロです。

 このル−ル、一見ややこしいけど、実はすぐに慣れます。
 だって「クサラムヌン」って、明らかに発音しにくいもの。


 

 (96)イムニダ:〜です

 日本語の「です」の位置にこの言葉を置き換えるだけです。

 「私はOOです」は「チョヌンOOイムニダ」でOK。日本語と同じで、OOの中は名前でも職業でもいい。
 「クニョ(彼女)ヌン(は)パ−ボ(馬鹿)イムニダ(です)」
 「イゴスン(これは)ハッキョ(学校)イムニダ(です)」。

 ねっ、簡単でしょ。

 (97)イシムニダ:〜でいらっしゃいます
 尊敬語には「シ」が入りますね。
 
 疑問形は「イムニカ?」「イシムニカ?」
でいいですね。



 (98)ト/ド:〜も

 「クサラムド(彼も)ハクセン(学生)イムニダ(です)」「チョブンド(あの方も)ハッキョソンセンニム(学校の先生で)イシムニダ(いらっしゃいます)」、 「パルメ(発売)ド(も)ヘッスムニダ(しました)」
 以下についても、言葉のはめ込み所は、原則日本語と同じです。



 (99)イ/カ:〜が

 「チェガ上岡龍太郎イムニダ」(私が上岡龍太郎です/イ・カの時には「チョ」ではなく「チェ」って言葉を使います) 
 「イゴシ(これが)チルムニムニダ(質問です)」(Oへの引越し2箇所/まあ当分は イゴッ イ チルムン イムニダ でも結構です)



 (100)イッスムニダ:います/あります
 (101)オプスムニダ:いません/ありません

 「パルピョガ(発表が)イッスムニダ(あります)」
 「ヨヂャヌン(女性は)オプスムニダ(いません)」
 「上岡龍太郎ガ(が)イッスムニダ(います)」
 「イェヤギ(予約が/イェヤク イ)オプスムニダ(ありません)」 

 色々つくって見て下さい。




 さて、もうひと頑張り。次は日時と数字です。

 (102)テ:時
 (103)ニョン:年   (104)ウォル:月   (105)イル:日/一/仕事  
 (106)オヌル:今日 (107)ネイル:明日  (108)オジェ:昨日



 続いて1から10まで。
 イル、イ−、サム、サ−、オ−、ユック、チル、パル、ク、シップ
 一気に覚えましょう。


 ちなみに11はシビル(シップ イル)、12はシビ−(シップ イ−)、40はサ−シップ、99はクシップク ってな具合に組み合わせていくだけです。

 8月25日は パルォル(パル ウォル)イ−シボ−(イ−シップ オ−)イル。

 じゃ、まずはあなたの誕生日を言ってみて下さい。


 

 (119)ペク:百  (120)チョン:千  (121)マン:万

 500万は オベクマン  7988は チルチョン クベク パルシップ パル です。

 「イゴスン(これは)サムマンイ−チョン(32000)ウォン イムニダ(です)」



 これは簡単、月曜日から日曜日までです。

 ウォリョイル、ファヨイル、スヨイル、モギョイル、クミョイル、トヨイル、イリョイル

 「オヌルン(今日は)イチョンニョン(2000年)チルウォル(7月)シプサ−(14日)クミョイル(金曜日)イムニダ(です)」

 じゃ、今日は何年何月何日、何曜日ですか?


 何だか今日は少しハ−ドでしたが、「〜は/が〜です」「〜がある/ない」の表現、1から10までの数え方については繰り返し練習してみて下さい。

 じゃ、本日はここまで。よくできました。


  
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